• 木曜日, 10月 31st, 2013

彼は落ち込んでいると言った。この場合、彼がこのみじめさを選択していると言ったが、直接選択しているとは言っていない。彼が直接選択していたのは、落ち込み(あるいは落ち込みを選択している)と呼ぶ、行為と思考という全行動の構成要素である。彼が落ち込んでいるかぎり、頭の中には同じ不幸な思いが去来し続ける。彼は繰り返し繰り返し次のように考えた。彼女が家を出ていかなければよかったのに。帰ってきてほしい。彼女に対して違った抜し方をしていればよかった。彼女が戻ってこなかったらどうしよう。このようなみじめな思いを持ち続けると、彼は不活発になり、まるで麻痺したかのようになった。何をするにも努力が必要で、起きて、仕事に行く気にもなれない。不活発になれば、生理反応はより一層明白に関わってくる。いつも疲労感があり、何をする気にもなれない。完全なエネルギーの欠如。まるで「起きていく」気力が、起きて出ていってしまったようである。しかし、これは全行動であり、彼の感情と生理反応は全行動に統合されている。彼の感じるものと生理反応が何であれ、思考と身体的行為から切り離すことはできないのです。

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